お稲荷様を祀るなら最後まで 愛知 豊川稲荷横の霊媒師

スピリチャリスト

大学の時、物凄く髪の長い女の子、Mちゃんがいました。
その髪はMちゃんのひざ下までありました。
「髪、長いね~。もしかして願掛けとかしてたりするの?」
「そうなんです、分かります?」
冗談で言ったつもりが、直球の返事がありびっくりしました。

お互いスピリチャル好きでよく話しをするようになり「願掛けというよりは、禊の最中なの」その理由を話してくれました。

祖父が他界してから、家に不幸が重なっている。
・けが人病人が続出
・実家の商売が傾いている
・父が愛人の家から帰ってこない
・台風で庭の木が倒れ、田舎の家が半壊
・Mちゃんも謎の湿疹が全身に出ていて治らない

困ったMちゃんのお母さんは、本家のある愛知の豊川稲荷横によく当たる霊媒師がいると
紹介されたそうです。
その霊媒師によると父方の先祖が昔、商売繫盛の御祈願をお稲荷様にた。そしてその後商売が繁盛したのでお礼参りをしたが、お稲荷様が満足するお礼ではなかった。他界したおじいさんが細々とお稲荷様を祀っていたが、その跡取り(Mちゃんのお父さん)は全く関心がなく祀りごとを怠った。
それが理由だとのこと。

その霊媒師に傾いている商売はたたむこと、それと直系の子供達の300日近い獣食断ちを指示されたそうです。

あと少しでその期日になるからその霊媒師のところに行くというMちゃんに「私も視てもらいたい」とお願いしました。
私の父と母も長い別居生活から離婚が持ち上がっており、良い方向を聞きたいと思ったからです。

Mちゃんのお母さんが運転する軽自動車に揺られて、私は初めて豊川稲荷に行きました。その霊媒師の家は本当に豊川稲荷のすぐ横の一軒家で、目が悪く焦点があまり合わない感じの30歳過ぎ男性がその人でした。その男性の家は代々霊媒師の家系とのことで、地元の人も数人来ていました。

Mちゃんは獣食断ちを「長い間頑張った」と褒められていました。ただ大きな祭壇のようなものに手を合わせながら「守らなかった子は仕方がない」と言った時、目の焦点がぐっと合っていたのが怖く感じられました。

私の番になると男性はじっと私の顔を見つめた後に、泣き出していました。
「あんたのお母さんはかわいそうだ。親との縁も薄くて小さな頃から大変な思いをしてきたのに、結婚も幸せじゃない。
離婚した方が良い。お母さんのことを大事に思ってくれている男性が他にいるよ。」

母に聞いていたと通りの生い立ちでしたし、実は母にパートナーが出来たことも知っていたので、それで母が幸せになるなら離婚して良いのだなと明るい気分になりました。

そして不意にまた私をのぞき込み、目の焦点をまた合わせて言いました。「あんた周りに悪い友達がいるね。その子たちといると将来にひびく。縁を切りなさい。」

一瞬血の気が引きました。
実はその時いつもつるんでいる6人くらいの女の子がいて合コンの請負業みたいなことをしていました。
私は人数合わせに顔を出したり、盛り上げ役だったりでしたが、結構なマージンを取ったり、相手の素性がデタラメだったりトラブルが出始めている時でした。
「はい、そうします」

Mちゃんはその後獣食断ちが終わり、お肉をいっぱい食べたせいか少しふっくらとしてボブスタイルにした髪も可愛く、湿疹も出なくなったと言っていました。

私は新しく始めたバイトを理由につるんでいた友達と離れました。ポツポツと金銭トラブルや悪い噂が聞こえて、後の5人も一緒に
いるのを見なくなりました。

その霊媒師のお名前も連絡先ももう分かりません。昔は地域でそういう役割の人をお世話するような文化があったのだと思います。
吊りズボンのポッコリとしたお腹で、フワフワと笑っているようで目の焦点が合った時のすべてを見通すよう眼差しは、彼を通して誰かが伝えているのだと実感した時でした。

料金:お布施とのことなので5000円程度

項目評価(私の主観!)
予約の取りやすさ☆☆☆☆
スピリチャル力★★★★★
占術力(占術がある場合)☆☆☆☆☆
アドバイスの多さ★★☆☆☆
結果(当たったかどうか)★★★★★
鑑定を受けた満足感★★★★★

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